成人男性の4人に1人が経験しているといわてれいるAGA(Androgenetic Alopecia・男性型脱毛症)には、いくつか承認薬があります。
しかし私たちにとって身近な薬であるはずの感冒薬、止瀉薬、解熱剤などの市販薬でも個人差はありますが、服用すると副作用を引き起こす可能性があるようにAGA治療薬も例外ではありません。
ですので処方には医師の診断が必要です。
AGA治療薬には
・プロペシア
・ミノキシジル
などがあります。
今回はこれらの薬で起こるといわれている副作用について、くわしくお伝えしていきます。
一時期、髪の毛が抜ける
最初にお伝えするのは初期脱毛で、これは読んで字のごとく服用しはじめた頃(初期)に起こるとされているプロペシアの副作用(脱毛)です。
AGA発症の根源といえるのが、ジヒドロテストステロン(DHT)ですが、プロペシアを服用するとその出現を抑えることができます。
ジヒドロテストステロン(DHT)については「薄毛治療の心構え4つの「P」とは?」の記事でわかりやすく解説しています。
服用後、頭皮では何が起こっているのかといえば「これまで乱れていたへアサイクルを正常化しましょうよ」とフィナステリドが毛乳頭に働きかけているのです。
そのため初期脱毛では今まで生えていた髪の毛が短期間で抜け落ちてしまうのが大きな特徴で、実際に目の当たりにした方は驚くかもしれません。
まるで頭皮全体に革命が起こったかのように、一気にこれまで生えていた髪の毛を押し出してしまい、そこから新しい髪の毛を生やそうとするのです。
しかしこの初期脱毛は永遠とは続かず、必ず終わりがやってきます。
早ければ約1~2週間、どんなに長期化しても約1~3カ月で、個人差はありますが症状は治まるものとされていますので安心されてください。
頭皮以外の毛が濃くなる
2つ目にお伝えする副作用が多毛症=全身の毛が濃くなることで、これは主にミノキシジルの「服用」で引き起こされることがわかっているものです。
ミノキシジルは血流をよくする作用があり、その作用を利用し髪の毛の成長に必要な栄養が毛乳頭にまで送り込まれ再び髪の毛が生えていきます。
頭皮の血管にとどまるのであれば問題はないのですが、ミノキシジルの成分は全身の血管をめぐりますので頭皮以外の毛乳頭にも届き発毛を促します。
そのため体毛が、濃くなる結果につながっているのです。
しかしながら日本では、ミノキシジルの服用は承認されておらず、塗布薬として処方されていますので、一般的に服用よりも塗布のほうであれば毛が濃くなるリスクは少ないと考えられています。
頭皮がかゆくなる
ミノキシジルを頭皮に直接、塗布することから体質的に合わない場合、強いかゆみが出ることもあります。
また長期にわたり塗布することで、頭皮がかゆくなることもありえますので注意が必要です。
万が一ですが頭皮にかゆみが出たら塗布を中止し、速やかに薬を処方した医師に相談しましょう。
男性機能に影響あり
プロペシアでは男性機能の低下が副作用として報告されています。
男性機能低下とは具体的にいうと、精力・性欲の減退や勃起不全(ED)で、男性にとっては軽く考えるわけにはいきません。
しかし男性機能低下は「プロペシアを服用しているから」起こる場合と「プロペシアを服用しているから」という思い込みから起こる場合があります(心因性ED)。
AGA治療薬による頭皮の改善よりも、男性機能のほうが大切…
そう考えている方や、なにかとストレスを感じやすい方は薬の副作用ではなく心因性EDにかかり勃起しないこともありえますので、医師と相談のうえ、別の薬を処方してもらうのがいいでしょう。
ちなみにですがミノキシジルは、男性機能に影響を与えることはないといえます。
副作用発症率は低め(まとめ)
ネット上で公開されている男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版で確認していただけるとわかるのですが、AGA治療薬の副作用発症例は少なく、発症率もそう高くはありません。
またAGAクリニックのカウンセリングでも医師がきちんと副作用について説明してくれるはずですし、質問を投げかければ誠意をもって回答してくれます。
繰り返しますが万が一、副作用が現れた場合はすぐに使用を中止し、速やかに医師に相談をするようにしましょう。
また副作用を引き起こさないためにもAGAクリニックで、適切なカウンセリング・診断を受け、自分に合った治療薬の処方を受けてください。
くれぐれも輸入薬や非承認薬には安易に、手を出さないようにしましょう。
以上、AGAヘッドラインニュースでした!
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