今回は髪にやさしい・育毛に良いといわれている植物をご紹介いたします。
もちろんシャンプーやコンディショナー、育毛剤にそのまま入ることはありません。
・精製
・抽出
・エキス化
するなどして有効成分が製品に配合されています。
ヘアケア製品の成分表などを見てみると、きっと天然植物由来の原料が少なからず含まれているはずです。
Contents
1.オレンジ
オレンジシャンプーや柑橘系の育毛剤を見かけたことがあると思います。
オレンジシャンプーの有効成分といえばリモネンで、頭皮を柔らかくして血行をよくし、毛穴の奥に詰まった汚れと余分な皮脂を洗い落としてくれるほか、ニオイやべたつきを予防してくれます。
2.カッコン
生薬の一種で和名はクズといいマメ科の植物です。
カッコンエキスとしてヘアトニックや育毛剤に入っていることが多いのですが、根の部分に有効成分のイソフラボンやサポニンが含まれ、抗炎症、保湿、血行促進、皮脂分泌抑制が期待できます。
3.カミツレ
カミツレは和名で、画像のように白い花を咲かせるキク科の植物です。
カモミールといったほうがピンとくるかもしれません。
カミツレエキスとして、美白化粧品や入浴剤、ヘアケア商品でいえばシャンプー、白髪染め、育毛剤などに幅広く多用されています。
保湿や収れん(組織や血管の引き締め)、養毛、血行促進だけではなく、抗炎症、殺菌、かゆみも止めてくれます。
4.甘草
生薬のひとつで、甘い草と書いてカンゾウと読みます。
高い抗炎症作用があり、髪への有効成分・グリチルリチン酸ジカリウムは脱毛予防、抗アレルギー、殺菌という効能も持ち合わせています。
5.高麗人参
高麗人参はウコギ科の多年生植物で、ジンセノサイドという血行促進や抗炎症、抗酸化に有効な成分を含んでいます。
抗酸化は老化、動脈硬化、がん発症を抑える作用のことで、活性酸素による体内細胞への攻撃を防ぐはたらきを指します。
血行がよくなることで頭皮まで髪の毛の成長に必要な栄養素が運ばれやすくなります。
そのほか高麗人参には美しい髪に仕上げてくれる、抜け毛を予防してくれる、美肌効果も期待できます。
6.センブリ
強い苦味で健胃作用や整腸作用があるセンブリ茶が有名ですが、日本、朝鮮半島、中国に分布する二年草で、育毛剤にも用いられています。
センブリの有効成分としては、毛乳頭の細胞の増殖を助けるアマロゲンチンやアマロスウェリン、抗炎症・抗酸化作用があるキサントンがあります。
またスウェルチアニン、スウェルチアノリン、スウェルチアマリンという有効成分が血行を促進する役割を担っています。
7.ツバキ
椿油は昔から美容アイテムとして重宝され、資生堂からもTSUBAKIというブランドのシャンプーやコンディショナー、トリートメントが発売されています。
ツバキは常緑高木の植物で、つやと光沢がある濃い緑色の葉っぱが大きな特徴です。
ツバキオイルの主な成分はオレイン酸で、ヒトの皮脂にも含まれています。
オレイン酸は抗酸化作用に優れているほか、フケやかゆみにつながるような頭皮や髪の乾燥を予防し保湿してくれます。
8.ヒオウギ
ヒオウギはアヤメ科の植物で、夏に咲く少しだけ大きめの宿根草です。
ヒオウギエキスの主な成分はイソフラボンで、イソフラボンは育毛剤選び、5つのタイプ別、効能、有効成分まとめという記事のなかで、2タイプの育毛剤の有効成分として紹介していました。
ヒオウギエキスのイソフラボンのはたらきで、女性ホルモン減少分を補い、ホルモンバランスを整えることで抜け毛を予防してくれます。
9.ビワ
ビワは昔から薬草として使われており、ビワ葉エキスとして育毛剤などに配合されています。
タンニン、サポニン、コロソリン酸が有効成分です。
ビワ葉エキスはヘアサイクルの成長を促進させたり、退行を抑制したりするはたらきがあり、また血行を促進させることもわかっています。
10.ヘナ
ヘナはヘンナともいい、ミソハギ科の多年生植物で、海外では薬草・ハーブとして重用されてきました。
ヘナは天然植物由来の白髪染めとしてやさしく染め上げてくれるほか、傷んだ髪のダメージを補修し髪の潤いを維持してくれます。
髪のお手入れや育毛は天然由来の力で、改善は医学の力で(まとめ)
このようにシャンプーや育毛剤には植物の天然由来成分が大いに配合されていたりします。
これら植物の有効成分は、
・髪の健やかな成長
・傷んだ髪のダメージ補修
・ツヤのある美しい髪の維持
などに貢献してきたといえます。
以上、AGAヘッドラインニュースでした!
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