乾燥してパサついている、切れ毛などの髪の毛の傷みやトラブル…
濡れた髪を放置することでキューティクルが開いてはがれてしまうことが原因だとされてきましたが実はその先に、髪の毛の空洞化という現象も起こっています。髪の毛の傷みやトラブルに悩まれている方は、髪の毛内部に空洞ができている可能性が高いです。
今回は髪の毛の空洞化についてお伝えいたします。
髪の毛の空洞化とは?
髪の毛の空洞化は読んで字のごとく、髪の毛の内部がスカスカとなって空洞ができていることを指します。
髪の毛についておさらいをしますが、髪の毛の断面構造を説明しますと表面外側から、
・キューティクル(毛小皮)
・コルテックス(毛皮質)
・メデュラ(毛髄)
という三層で成り立っています。
髪の毛の大部分はコルテックスで、全体の9割程度を占めており、いわゆるケラチンが束となったものです。
またメデュラは核の部分で、このコルテックスとメデュラが髪の毛から漏れ出すことで、空洞化が起こってしまうのです。
なぜ髪の毛の空洞化が起きるのでしょうか?
その原因についてお伝えしていきます。
髪の毛の空洞化が起こる原因
もちろん健やかな髪の毛を保つために食生活や睡眠の質などは大切なことですが、これらを怠ることによって髪の毛が空洞化することはまずありません。
髪の毛の空洞化は
・シャンプー
・タオルドライ
をしているときに起こりやすいといわれています。
長い髪の女性の多くが正しいシャンプーの方法として、髪を肩の前あたりにまとめて束ねて愛でるように手でこすり洗いをしているのではないでしょうか?
実はその髪をこするようにして洗う“こすり洗い”こそが髪の毛の空洞化の原因であるということがわかっています。
そのほかにもタオルドライ時に、髪をこするようにして拭くのもよくないといわれています。
とくに男性は力を加えてタオルで髪の毛の水分を拭き取りがちですので注意が必要です。なぜこすると、髪の毛の空洞化が起こってしまうのでしょうか?
それは洗髪するとき及びタオルドライ時には髪が濡れているからであり、実際に髪の毛を濡らすとキューティクルは開き、はがれやすくなります。
開いたところでゴシゴシとこすれば、キューティクルははがれ、そこからコルテックスとメデュラが漏れてしまい、髪の毛の空洞化が起こるのです。
そして厄介なことに髪の毛は、自己再生能力を有しておらず、一度傷んでしまったら元に戻らないため、シャンプーやコンディショナーなどでダメージ補修するしかなくなります。
ただし傷んだ髪の毛も根元からは、空洞化していない健康な髪の毛が順次育ち、生えてきますので安心してください。
時間が経てば空洞化した髪の毛は(自然に抜けるか美容室でヘアカットするかで)なくなります。
このように時間が経てば解決する髪の毛の空洞化ですが、なるべく避けたいところですよね?
では髪の毛の空洞化を予防するにはどうすればいいのでしょうか?
髪の空洞化を予防するには?
髪の毛の空洞化を防ぐカギとなるのはシャンプーとタオルドライです。
AGAヘッドラインでは上記記事で実は、頭皮をゴシゴシとシャンプー、髪をゴシゴシとタオルドライしていると、ダメージを与える可能性があるとお伝えしていました。
まずは正しい方法をおさらい、再確認していただければ、抜け毛はもちろん髪の毛の空洞化もこれからは予防できるのではと考えます。
とくにそのなかでも、ブラッシングと入念な予洗い、タオルドライが髪の毛の空洞化を防ぐためには重要です。
洗髪直前のブラッシングはあまり意味がなさそうに思えるのですが実は、髪に付着した皮脂などの汚れを落としてくれます。
ブラッシングはもちろん髪を濡らす直前に行い、それが済んだら予洗いの工程に進みましょう。
洗髪時に、髪の毛をまったく濡らさずシャンプーをつけて、そこからシャワー湯をかけて髪を濡らし泡立たせて洗っている方がおられましたら、それは今日からやめていただきたいです。
予洗いだけで十分、髪の毛や頭皮の汚れは7割ほどが落ちますので、シャンプーの量も少なくて済み、シャンプーに含まれている洗浄剤の刺激によるダメージも抑えられます。
そして入浴後、今度はタオルドライをしていきますが、洗顔時と同様タオルは、髪の毛に押さえるようにあてて水分を拭き取っていきます。
髪の空洞化(まとめ)
・髪の毛の空洞化は内部で起こる
・コルテックスとメデュラが漏れ出してしまう
・原因はこすり洗いといわれている
・シャンプーとタオルドライが予防のカギ
これまでゴシゴシとタオルで乾かしていた方は、いつものクセが出ないよう、強く意識してやさしくタオルドライしていくようにしたいものですね。
以上、AGAヘッドラインニュースでした!
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