最近、血管年齢という言葉をよく耳にするようになりました。
血管年齢とは具体的にはどのようなものなのでしょうか、また薄毛やAGAにも関係あるのでしょうか。
そこで今回は、血管年齢の定義や対策法などについてお伝えしていきます。
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そもそも血管年齢とは?
血管年齢とはコトバンクによると“弾力を目安に、血管の状態を年齢で表したもの”です。
上記、弾力というのは動脈の血管のことで、それがしなやかであればあるほどよく、硬ければ硬いほどよくないということのようです。
血管年齢が高いと評価を受けた場合、
・血管が硬い
・血がドロドロしている
・血管が詰まっている
という状態であると考えられます。
血がドロドロしているというのは、コレステロールが多すぎる、溜まっている状態で、いいかえると動脈硬化の状態です。
動脈硬化の状態が深刻であればあるほど血管年齢の世界では、年をとっている、老化しているといえます。
血管年齢はどうやってわかるのかですが、そこは医学に基づいた計測方法が確立されており、
・CAVI検査
・ABI検査
などがあります。
血管年齢を測るCAVI検査
心臓足首血管指数検査ともいわれ、上腕・足首の血圧と脈波を測定する検査がCAVI検査です。
血管年齢を測るABI検査
対して上腕と足首の血圧比を測ることで足の動脈の詰まりを測定する検査がABI検査です。
CAVI検査、ABI検査ともに採血したりすることなく血圧や脈波でカンタンに測定できますが、これらの検査で動脈硬化の深刻化の予防や血管障害などの早期発見に役立っています。
先ほどから血管年齢は、動脈硬化と大きく関係している旨、お伝えしているのですが、動脈硬化についてもおさらいをしておきます。
動脈硬化についておさらい
動脈の血管が硬くなるほか、血管の内壁に脂肪のかたまりがこびりつき結果、血のめぐりがわるくなり、血が詰まりやすくなった状態を動脈硬化というのです。
血のめぐりがよくないと栄養が行き渡らず、頭皮や頭髪にも影響が出るとこれまでさまざまな記事でお伝えしてきたように、AGA発症と血管年齢は無関係ではありません。
動脈が傷みだすのはだいたい加齢が進み、中高年に差しかかった頃といわれていて、AGA発症の年代と重なります。
もちろん動脈硬化は、加齢だけではなく糖尿病、高血圧、喫煙などのいろいろな要因が重なり起こります。
とくに注意が必要なのは悪玉コレステロールで、動脈の血管の内側にまるで粥のような脂肪のかたまり(プラーク)をつくり、こびりつくのです。
そのプラークが肥大し血栓ができたときは最悪、血管が詰まり破裂するおそれもあり、そんな動脈硬化が引き起こすとされる病気としては、心筋梗塞や脳梗塞など枚挙にいとまがありません。
そこで気になるのは、血管年齢を若返らせることができるのか否かではないでしょうか。
血管年齢は若返りできる?
結論からお伝えすると、血管年齢は以下の項目を改善することで若返りを果たすことができます。
それぞれの項目について具体的に見ていきましょう。
・生活
・運動
・食事
それぞれの項目について具体的に見ていきましょう。
生活
規則正しい生活を送ることはもちろんですが、血管年齢を若返らせたいのであれば、この機会に喫煙の習慣も改めたいものです。
日常的な喫煙で体内にはニコチンが取り込まれ、心拍数が多くなる、血圧が上昇する、血管が収縮するなど、血管に負担を与え続けています。
タバコを吸うことでそのほか、悪玉コレステロールをやっつけてくれるはずの善玉コレステロールまで減らしてしまうというデメリットがあることがわかっています。
運動
血管年齢に関係なく意識して体を動かして運動をすることは大切なことなのですが、毎日やらなければならないというものではありません。
1日おきくらいの頻度で少しだけ息があがるくらいの無理をしないで済む範囲で、速く歩いたり、階段を上り下りしたりするぐらいでも良いでしょう。
もちろん日常的に、
・ジョギング
・水泳
・自転車
・ラジオ体操
などのスポーツや運動を取り入れるのは、もっと理想的です。
食事
食事に関してはごくごく一般常識といいますか当たり前のことで、
・腹八分目にしておく
・できるかぎり間食をやめる
・甘いものをひかえる
・野菜を積極的に多めに食べる
・肉よりも青魚を食べる
・アルコールは適量を守る
など、昔から言い伝えのあるような先人の知恵というものを忠実に守るのがよいかと考えます。
最後に血管のアンチエイジング方法についてお伝えしましょう。
血管のアンチエイジング方法
血管は加齢とともに硬くなっていきますので、とにかく血管年齢に拍車をかけるような行動はしないことが肝要となります。
いちばんわかりやすく実行しやすいのは、血管年齢を若返らせるための生活・運動・食事を継続するということです。
やめられないというのはきついことかもしれませんが、血行がよければ薄毛・AGA予防にもつながりますので何事にも代えがたいメリットとなりえます。
ですから頭皮や頭髪のためにも、血管のアンチエイジングをはじめてみられませんか?
以上、AGAヘッドラインニュースでした!
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