健康食として人気の高い『玄米』ですが、実はこの玄米、体に良いだけではなく、育毛に適した頭皮環境を作る上でも有効な食材です。
今回は玄米に含まれる栄養素についてご説明いたします。
玄米はもみ殻を除去しただけのお米なのですが、白米にはない栄養成分がたくさん含まれており、どれも体や頭皮にとって有効な成分なのです。
それでは順にご説明します!
【ポリアミン】
ポリアミンは、細胞分裂を行う際に遺伝子をコピーするという重要な役割を果たしている物質です。
新陳代謝を高め、アンチエイジング効果があると言われており、体内のポリアミンの量が豊富であれば、細胞分裂が盛んに行われます。 当然、新しい髪の成長も後押ししてくれるのです。
【GABA】
アミノ酸の1種に、γ-アミノ酪酸というものがあります。 その頭文字をとったのが、GABA(ギャバ)。 海馬・小脳・脊髄などにある、神経伝達物質です。
GABAは健康食品のCMなどで聞いたことがあるという人も多いと思いますが、 GABAの主な働きは、以下の通りです。
・ストレスによる免疫力低下や脳細胞破壊を抑制する
・寝つきが良くなり、睡眠の質を上げる
・血圧を下げる
・肝臓と腎臓の働きを促進する
・育毛に重要な働きを担うIGF-1を増やす
体全体の働きを良くするだけでなく、育毛・発毛の土台作りに関わる物質を増やす効果が期待できます!
【γ-オリザノール】
γ-オリザノールは、ポリフェノールの一種です。 その効能は、
・更年期障害の緩和
・自律神経のバランスを調える
・抗ストレス作用
・皮脂腺機能の向上
・メラニン生成を抑制する
・血行を促進する
・善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす
・体内でフェルラ酸に変化し強力な抗酸化力を発揮
・DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する
などなど、期待できる効果がたくさんあります^ ^
このγ-オリザノールは、米糠や胚芽部分にしか含まれておらず、玄米を食べることでしか、取り入れることはできない貴重な成分です。
【フェルラ酸】
フェルラ酸は、植物の細胞に含まれており、不溶性の食物繊維であるリグニンを構成するための物質です。 リグニンは食物繊維の中でもかなり固く、このリグニンが玄米の固さを生んでいるようです。
フェルラ酸には強い抗酸化作用があるため、細胞の老化を防いで若さを保つアンチエイジング効果が期待されます。 頭皮を若々しく保つことにも期待できます!
【イノシトール】
イノシトールは、神経伝達や脳の働きをスムーズにする効果があります。 神経伝達が正常であれば、育毛・発毛を促す信号も活発に出されることになりますので、正常な土台作りに期待できます。
玄米の育毛・発毛の土台作りに嬉しい効果、ご理解いただけたでしょうか? 玄米は食生活にも取り入れやすいですよね。
不足しがちな栄養素を含む玄米を毎日食べることで、体のバランスが整い、育毛・発毛効果の土台作りの効果が期待できます。
脱毛・薄毛にお悩みの方は是非日々の生活に取り入れてみて下さい!
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