今では全国各地の都市部や郊外の駅前、大規模施設のなかなどに、必ずといってもいいほどジムがあります。
ジムには健康のため、体力づくりのため、ダイエットのため通う方もいれば、筋肉トレーニングをするために利用している方も少なくありません。
芸能人でも俳優さん・お笑い芸人さん関係なく筋トレをし、美しい体形やシルエットを維持されている方、たくましく力強く見える方などもいて、さまざまです。
そこで今回は、筋トレに興味を示している方、筋トレをしてみようかなとお考えの方、筋トレをはじめたけど腹筋や腕立て伏せぐらいしかまだやっていない、そのような方々に筋トレに関する一般的な疑問と答えをまとめてみました。
ケガをしにくくなるのは本当?
筋トレをし、マッチョになるとよく「ケガをしにくくなる」と聞くのですが、その真偽はどうなのでしょうか?
筋トレを継続し筋力がついてくると、これまでと比べて違ってくるのは「踏ん張る力」だそうです。踏ん張る力がつくことでまず、転倒しにくい体となり、筋肉がプロテクターの代わりを果たし、ケガから守ってくれます。
たとえば野球やバスケ、サッカーなど相手チームの選手と接触するようなスポーツをしたときに、その効果を体感できるようです。
どの辺の筋力をつけるとケガをしにくくなるのかといえば、それはインナーマッスル(深層筋)で、とくに関節の周りのインナーマッスルを鍛えるといいそうです。
筋トレ前に食事をしてもいい?
仕事から帰宅してスグに家族と食事をし、入浴してから寝る生活を毎日送っています。そういうライフスタイルなら、これから筋トレをやるのにどういったタイミングがいいのでしょうか?
このライフスタイルであれば、帰宅後、食事後、入浴後の三択になりますが、最も適しているのは帰宅後のようです。
空腹時にはグレリンが分泌されるのですが、このグレリンはタンパク合成を促進してくれる成長ホルモンの分泌を刺激してくれるとのことです。
タンパク合成はもちろん筋肉をつくるのに有効で、効率のよい筋トレを実現してくれるといいます。
ただしすきっ腹の状態であれば体は、筋肉を分解してエネルギーをつくりだそう(変換しよう)と励むようになるため、あまり意味がないのだそうです。
筋トレはいつでも手軽にできるものだと思っていたのですが、それは違うようです。タイミングや状況などを考慮して、いかに効率よく、負担なく、筋トレしていけるかどうかがカギとなっています。
では図らずも先に夕食をとってしまった場合で、それでも今夜中に効率よく筋トレがしたいときは、どうすればいいのでしょうか?
胃の消化によい食事をしていれば、その2時間後には筋トレをはじめてもいいそうで19時30分に食べ終えたなら、21時30分以降にスタートさせましょう。
トレーニングは毎日やるべき?
筋トレですがほぼ休みなく、毎日やらなければならない、1日でも休めばまた元どおりとなる(前日の筋トレの意味がなくなる)イメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?
実は筋トレで同じ場所を毎日鍛えるのは、NGです。
なぜなら筋トレは、破壊、修復、増加というプロセスをたどるのですが、この一連のサイクルに48~72時間かかるからです。
つまり毎日、同じ箇所だけ集中的に筋トレしても修復や増加を待たないまま、ずっと破壊を繰り返している状態となり、いつまで経っても修復、増加できないといいます。
毎日頑張って筋トレしているのに、まったく筋肉がつかないという方は、そのようなムダな努力をしている可能性があります。
プロテインってやはり必要?
素朴な疑問なのですが、マッチョな人、たくましそうな人がよく飲んでいるイメージが強いプロテインですが、本当に必要なものなのでしょうか?
前出のとおり筋肉は、破壊、修復、増加のサイクルをたどるのですが、それを助けてくれるのがタンパク合成です。
そのためタンパク質は積極的に摂取しなければならないのですが、お肉には脂肪分もありますし、鶏のササミばかりも飽きてツライものがあります。
そこで少量でも効率よく摂取できるのが、タンパク質が主成分でしかも低カロリーのプロテインです。
ただし食事中にプロテインを飲むのは、あまり効果が得られない可能性があり、それは一度の食事で消化吸収できるタンパク質には限度があるからです。肉や魚を食べ、さらにプロテインを飲んでも、タンパク質の摂りすぎとなり、摂りすぎた分はムダになる可能性が高いといえます。
サウナスーツは着用すべき?
体を絞るために筋トレと発汗を同時にやろうと思っているのですが、そもそもサウナスーツは筋トレにも有効なのでしょうか?
実は発汗と体脂肪燃焼はまったくの別物で関係がありませんので、発汗したから体が絞れるという考えは忘れたほうがいいでしょう。
サウナスーツは発汗を促すときには有効ですが、同時に疲労が増すため、筋トレの運動量や時間が減る可能性があり、十分な効果をあげられません。
まとめ
筋トレはケガをしにくい体にしてくれますし、適度な運動でもありますから髪にもいい深い睡眠をもたらしてくれます。
ただし我流ではなく、本やジムトレーナーに教えを請い、正しい方法を身につけたほうがいいでしょう。
以上、AGAヘッドラインニュースでした!
参考文献:『器具を使わない 自重×自宅トレ 厳選! 即効メソッド (別冊宝島 2170)』森俊憲・青山剛指導
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