2018年9月、アメリカの宇宙企業であるスペースXは、民間初の月周回旅行について、衝撃的な発表を行いました。
民間初の月周回旅行の契約をしたのは、大手ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZO(旧スタートトゥデイ)社長の前澤友作氏だというのです。
前澤氏は自分が参加するほかに、最大8人の芸術家を招待し2023年の旅行実現を目指すとしています。
子どものころはたしかに授業などで科学や技術の進歩に触れていましたが、いつのころからかそういった領域に触れる機会もなくなり、思いを馳せることがなくなったという方も多いのではないでしょうか。
「専門的な学問の道に進んでそのまま社会人になったため、科学や技術の進歩が今、どうなっているのかわからない」そのような方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、
・日本が目指す遠くない未来の姿
・宇宙輸送システム
・ナノテクノロジー
・バイオエタノール
・iPS細胞
について、ご紹介したいと思います。
Contents
日本が目指す遠くない未来の姿
科学・技術の発達はとどまることを知らず今でも日進月歩を続けているといえます。内閣府のホームページによると、次のようなイノベーションを目指しているそうです。
これから紹介していく事例は、2025年に目指すべき日本の社会イメージで、そのなかからとくに夢のあるものとして挙げられた20事例の一部です。
医療・健康分野
マイクロカプセルを寝る前に飲めば、翌朝にはすべての健康状態がわかってしまう寝ながら健康診断ができるように。
また骨・軟骨、皮膚、歯などの再生、自家組織の増殖・移植技術の普及や認知症特効薬の登場。
環境・エネルギー分野
人工光合成技術を利用することなどにより二酸化炭素(CO²)をエネルギーにして走行するクルマの開発。
海水の淡水化技術を用いて真水を確保し人工降雨を実現させ、最先端バイオ技術を生かした劣悪な環境でも育つ植物や脱塩技術などで土壌を健全回復させ、砂漠を緑地に復元する。
生活・産業分野
人工知能AIや高度音声認識技術で自動翻訳機能を備えたヘッドホンが誕生し、言葉の壁が取り払われ、あらゆる国の人とコミュニケーションができるようになる。
日進月歩で、こういった社会の到来を目指しているそうで、本当に実現したらスゴイことですよね。
ここからはそのほかの科学・技術の進歩について項目別にご紹介していきます。
宇宙輸送システム
現在、宇宙へと行くには、ロケットのように使用が一回きりとなる使い捨て型が主流となっています。
しかし将来的には、飛行機や電車のように地球と宇宙を往復できるような再利用可能宇宙輸送システムの開発が進んでいるそうです。
ナノテクノロジー
物質は原子と分子の配列で構成されています。
略してナノテクとも呼ばれているのですが、その配列をナノスケールで自由自在に制御することによって、現存する物質とはまったく異なった構造や性質の物質をつくり出す技術のことです。
ナノスケールとはナノメートル、つまり10億分の1メートルのことで、極小サイズの物質を制御します。
つまり新しい物質をつくることが可能で、素材、バイオ、ITなどの幅広い産業で活用されることが見込まれ、21世紀のもっとも重要な技術のひとつと位置付けられています。
バイオエタノール
お酒が好きな方であればエチルアルコール、酒精はご存知と思うのですが、これらはエタノールとも呼ばれています。
エタノールはサトウキビやトウモロコシなどのバイオマスを発酵・蒸留させて製造するものです。
そしてこのエタノールですが実はそのまま、もしくはガソリンに混ぜ合わせて、自動車用の燃料として利用ができるといいます。
ブラジルではすでにガソリンに20%混入されたものや純エタノールで自動車が走っているそうです。
またアメリカでもエネルギー政策法でバイオエタノールの使用が義務づけられています。
日本ではバイオエタノールが3%混入されたガソリン、E3燃料が出回っており、地球温暖化対策を進めるために大阪府が輸送用燃料として利用する実証事業を実施しました。
iPS細胞
iPS細胞は新・多能性幹細胞といえ、病気やケガで失った機能を回復させることを目的とした再生医療や病気原因の解明、新薬開発などに活用できると考えられています。
iPS細胞を用いることで、脳内神経細胞など、これまで不可能であったとされていた研究が進んでいく可能性があります。
2014年にはiPS細胞からつくり出された網膜細胞移植に関する臨床研究が始まりました。
またヒト細胞からつくったiPS細胞由来の細胞を用いて難病治療薬をつくり出そうとする研究も進んでいます。
2017年にはFOP(進行性骨化性線維異形成症)という病気の治療候補薬の治験が始まっています。
まとめ
私たちが知らない間に、科学・技術は確実に発達していました。
生活に直接かかわらない部分も多くありましたが、今回ご紹介したものが1年後、5年後、10年後どう変化していくのか楽しみです。
以上、AGAヘッドラインニュースでした!
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