旅行といえば温泉、温泉といえば旅行という方も少なくないでしょう。
・非日常な空間を味わうため
・日頃の疲れを癒すため
・心身の回復のために
ゆっくりと入る温泉は、明日への活力となることに間違いはありません。
今回は旅行代理店の日本旅行が発表しているにっぽんの温泉100選を参考に、行ってみたいなと思った温泉についてピックアップし、その概要と効能をお伝えいたします。
有馬温泉(兵庫県)
有馬温泉の歴史は古く、泉源を最初に発見したのは大已貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二柱の神といわれています。
この二神が有馬を訪れた際、三羽の傷ついたカラスが水浴びをしており、数日でその傷が治ったことから、その水たまりが温泉であったというのです。
ちなみにこの温泉のありかを教えた三羽のカラスだけが有馬に住むことを許されたとされ、これが「有馬の三羽からす」と呼ばれる由縁です。
有馬は人が土を掘る技術を持たない時代から湧き出た天然温泉でした。
そんな有馬温泉は療養泉で、単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、放射能泉の7つの成分が含まれています。
泉質は金泉と銀泉があり、金泉は含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉で、効能(適応症)は冷え性、腰痛、末梢血行障害、じんましん、傷ややけどです。
草津温泉(群馬県)
「草津よいとこ一度は…チョイナチョイナ♪」という湯もみ唄でおなじみの草津温泉。
湯もみは単なるパフォーマンスではなく、温泉の効能を薄めることなく温度を下げるために行うものだそうです。
日本旅行のにっぽんの温泉100選、温泉ランキングでは堂々の1位という栄冠を勝ち取っています。
草津温泉の泉質は酸性低張性高温泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、挫き、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、動脈硬化症、糖尿病・高血圧症などの効能があります。
道後温泉(愛媛県)
夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台としても有名な道後温泉は白鷺により発見されたといわれており現在、その証、記念として「鷺石」が道後温泉駅前の放生園にて保存されているそうです。
昔すねを傷めた一羽の白鷺が、岩の間から噴出していた温泉を見つけ、毎日浸かり、すねの傷はやがて完全に癒え、飛び去っていったと郷土地誌に書かれました。
これを見た人たちが入浴をはじめ、その結果、気持ちがよく疲労や病からも回復することがわかり、利用されるようになったそうです。
道後温泉は国内でも非常にめずらしい
・沸かさない
・水を足さない
源泉かけ流しのアルカリ性単純泉となっています。
道後温泉には18本の源泉があり、それぞれ20~55度と温度に差があり、これらをうまくブレンドすることで適温にしているそうです。
なめらかで刺激が少なくやさしいお湯のため、湯治や美容に適しているといわれています。
別府八湯温泉(大分県)
大分県をおんせん県にまで押し上げたのは地獄めぐりでも有名な別府ですが、別府八湯とは別府市内にある8つの温泉の総称です。
浜脇温泉、別府温泉、亀川温泉、鉄輪(かんなわ)温泉、観海寺(かんかいじ)温泉、堀田温泉、柴石温泉、明礬(みょうばん)温泉が八湯です。
別府は
・源泉の数は2847
・一日の湧出量はおよそ13万キロリットル
で全国トップの温泉地といえます。
多くの源泉は42度以上で単純温泉や硫黄泉など、放射能泉を除く10種の泉質が揃っています。
別府はただ浸かるだけの温泉ではなく、滝湯(うたせ湯)や泥湯、砂湯などもあり、次のような効能があるとされているのです。
滝湯 |
腰痛や肩こりなど |
泥湯 |
高血圧や神経痛など |
砂湯 |
肩や腰の痛み |
蒸し湯 |
疲労回復 |
これらはうたせ湯でマッサージする、患部に塗りつける、砂の圧力でほぐす、新陳代謝や発汗を促進することによって得られるものです。
和倉温泉(石川県)
和倉温泉は殺菌、保湿、美肌効果があるとされている塩分が多い温泉でリウマチ、痛風、神経痛、アトピーなどの効能があります。
今からさかのぼること400年前、加賀藩の二代藩主であった前田利長が腫物で困っていたところ、涌浦の湯を取り寄せて治療したことから評判が高まりました。
涌浦はその後、三代藩主であった前田利常が湯口の整備を命じ、人気の温泉街となり、名も和倉と改められました。
かつてはドイツで開催された万国鉱泉博覧会でその泉質が、三等賞に入賞したことがあり、世界からも認められた温泉といえるのです。
まとめ
今回は、
・有馬温泉(兵庫県)
・草津温泉(群馬県)
・道後温泉(愛媛県)
・別府八湯温泉(大分県)
・和倉温泉(石川県)
という5つの温泉をご紹介しました。
仕事が休みの日を利用してまずは、近場の温泉に行き、三連休や大型連休を利用して、一度は巡りたい温泉に泊りがけで遠出してみてはいかがでしょうか?
以上、AGAヘッドラインニュースでした!
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