みなさんは日本にある世界遺産の数を、ご存知でしょうか?
今現在、日本にある世界遺産は22で各地にあり、2018年には長崎と天草地方の潜伏キリシタン遺産群が登録されています。
そこで今回は日本各地に点在する世界遺産を訪れてみませんかというご提案で、そのなかでも
・平泉
・国立西洋美術館本館
・白川郷、五箇山合掌造り
・宗像、沖ノ島関連遺産群
の4カ所についてご紹介していきます。
平泉、概要と行き方
平泉は岩手県で、平泉─仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群─という名で世界遺産に登録されており、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山で構成されたものです。
仏教、そのなかでもとくに浄土思想の考え方に基づき造られた寺院、庭園、遺跡で、これらは良好な状態で保存されています。
寺院や庭園で、この世に理想世界を創り出そうとしたといわれており他に例がなく、海外の影響を受けながら日本で独自の発展を遂げたとされているものです。
気になるアクセスですが、JR東日本 東北本線 平泉駅が最寄りとなりますので、ここで降りるようにします。
平泉駅を出たらロータリーがあり、そこで発着している「るんるん(巡回バス)」を使って散策するのが便利でオススメです。
またその際は平泉駅前観光案内所やバス車内で売られている1日フリー乗車券を購入したほうがオトクです。
1回の乗車に150円必要なのですが、フリー乗車券なら400円で1日いくらでも自由に乗り降りすることができます(料金は大人)。
国立西洋美術館本館
国立西洋美術館は、世界遺産一覧表に記載されたル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―の構成資産のひとつです。
国立西洋美術館はフランス政府から寄贈・返還された「松方コレクション」を基礎に西洋美術全般を扱う唯一の国立美術館となっています。
松方コレクションは印象派の絵画、ロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクションを指しています。
登録名のところで先に触れましたが、国立西洋美術館本館はル・コルビュジエが設計した1959年の建築作品でもあるのです。
国立西洋美術館へのアクセス方法は、JR上野駅で降りて公園口出口まで行き、そこから正面、徒歩1分のところにあります。
東京都心ということもあり美術館に駐車場はありませんので、なるべく公共交通機関を活用しましょう。
白川郷、五箇山合掌造り
少なくとも江戸時代の終わりごろから受け継がれてきた合掌造りの集落が、岐阜県の白川郷と富山県の五箇山に今も残っています。
今現在、合掌造りは白川郷に110棟ほど、五箇山に30棟ほどあり、その一部は一般公開されているそうです。
合掌造りだけではなく山深く秘境ともいえるロケーションで、昔のまま残っている自然、田畑やあぜ道なども魅力といえます。
白川郷へはJR東海 高山本線 高山駅より濃飛バスで白川郷下車、五箇山へはJR西日本 城端(じょうはな)線 城端駅より加越能鉄道バスで五箇山下車となります。
合掌造りを観に行くならやはり雪が降る冬の時期がオススメですが、豪雪地帯でもありますので、防寒しムリをせず安全に重きをおいて楽しみたいところです。
宗像、沖ノ島関連遺産群
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会のホームページでは、
“神宿る島を崇拝する伝統が、古代東アジアにおける活発な対外交流が進んだ時期に発展し、 今日まで継承されてきたことを物語る世界でも例のない遺産群“
と紹介されており、
・宗像大社沖津宮(沖ノ島)
・宗像大社沖津宮遙拝所
・宗像大社中津宮
・宗像大社辺津宮
・新原・奴山古墳群
という遺産で構成されています。
「神宿る島」とされている沖ノ島や祭祀遺跡、古墳には実は、一般の方は気軽に観に行くことも、足を踏み入れることもできません。
前出のホームページによると世界遺産を巡るモデルコースが用意されていますので、くわしく知りたい方、興味をお持ちの方はぜひ、ご確認ください。
また宗像大社辺津宮へと行くにはJR九州 鹿児島本線 東郷駅で、新原・奴山古墳群は同じく福間駅で降りて、バスに乗ります。
なおモデルコースを巡るとき、個人宅地のそば、交通量の多い道路、幅の狭い道路、登山道など危険な箇所もありますので、行かれる場合は十分に注意されてください。
オススメは、さつき松原という場所で、そこから沖ノ島を見渡すことができますので、まずはさつき松原からの眺望を楽しんでいただきたいです。
住所は福岡県宗像市江口で、海岸線沿いを約5キロ、樹齢200年以上の黒松が弧を描くように並んでいます。
場所は福岡県で主要都市の福岡市または北九州市のどちらからでも、行くことができますが、さつき松原には車で行くのがいいでしょう。
まとめ
世界遺産を巡る旅に出るということは、非日常体験ができるだけではなく、心身ともにリフレッシュできます。
またその土地の美味しい食べ物やお酒にも出会えることになりますので、ぜひこの機会に遠出されることをオススメします。
以上、AGAヘッドラインニュースでした!
この記事へのコメントはありません。